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3.波形を編集する

エフェクトを設定する

エフェクト機能は、音声に特殊な効果をつけることができます。

選択範囲、選択トラックにエフェクトを設定します。
複数選択しているトラックにもかけることができます。

1.　エフェクトを設定する範囲を選択します

トラックの上半分をドラッグ＆ドロップして、エフェクトを設定する範囲を選択します。
（範囲の開始地点でマウスを左クリックしたまま横に移動 → 終了地点でマウスを離す）

2.　エフェクト画面を表示します

エフェクトを設定する範囲を選択できましたら
[編集]メニューから[エフェクト]または[ステレオエフェクト]にカーソルをあわせると
エフェクト一覧が表示されます。

使用するエフェクトをクリックすると、「エフェクト」画面が表示されます。
下図例：[編集]メニュー → [エフェクト] → [エコー]を選択

3.　エフェクトを設定します

選択したエフェクトの詳細を設定する「エフェクト」画面が表示されます。

選択した範囲にエフェクトが適用され、選択範囲はブロックとして分割されます。

豊富なエフェクトの種類

[編集]メニューからの[エフェクト][ステレオエフェクト]には、
いろいろなたくさんのエフェクトの種類があります。

エフェクトメニュー

ディレイ	単音を遅延させて重ねます。
ステレオディレイ	LchとRchを独立して遅延の設定ができます。
エコー	フィードバックのあるディレイです。 音が反響したような効果です。
リバーブ	複雑なディレイを重ねて残響を加えます。
フランジャー	長めのショートディレイにモジュレーションを加えたものです。
フェイザー	フェイズシフトサウンドをシミュレートしたものです。
コーラス	短いショートディレイに速いモジュレーションを加えたものです。
オートパン	モジュレーションに応じて音を左右にパンさせます。
トレモロ	モジュレーションに応じて音量を変化させます。
ビブラート	モジュレーションに応じてピッチを変化させます。
オクターブ	ギターエフェクトのオクターブをシミュレートしたものです。
ピッチシフト	±2オクターブ、半音単位で音程を変化させます。
タイムストレッチ	音程を変えずにスピードを変化させます。テキスト欄には処理後の選択範囲の長さが表示されます。 ここに10.5 Enterのように入力すると処理後の長さを10.5秒にするという形で指定することができます。 また+1.5 Enterや-1.5 Enterとすると加減したい長さで指定できます。 1.30.00 Enter→1分30秒 1:00:00 Enter→1時間 のような入力もできます。
スピードチェンジ	早送り再生のような効果をだします。 テキスト欄についてはタイムストレッチと同様の操作を行うことができます。
ディストーション	音を歪ませて一定レベルでクリップさせます。
オーバードライブ	ギターエフェクトのオーバードライブをシミュレートしたものです。
リミッター	閾値以上の音量の部分を閾値の音量になるよう制限します。リリースTはミリ秒です。
コンプレッサー	音の立ち上がりや余韻を強調したり押さえたりします。
マキシマイズ	歪ませずに圧をあげます。コンプレッサーやリミッターのようなアタック感が出ません。
ゲート	閾値以下の音量がトリガー（ミリ秒）以上続いたら無音になります。無音時のノイズ除去に利用します。
エンハンサー	高音域をブーストにします。上限を設定しないのでバンドパスフィルターよりきれいに処理できます。
バンドパスフィルター	特定周波数帯域をブーストします。
ローパスフィルター	高音域をカットしたり、低音成分を抽出してミックスなどができます。
ハイパスフィルター	低音域をカットしたり、高音成分を抽出してミックスなどができます。
グラッフィックEQ	15バンドEQです。±15dbです。
パラメトリックEQ	指定周波数域をdb単位でカットブーストします。
逆回転	逆再生した音を作成します。
サイン波	ピー音を作成します。
ノーマライズ	音量レベルが設定値になるよう調整します。 RMSがオフの場合はファイル中の最大レベルが設定レベルになるように音量を調整します。 RMSがオンの場合は最大実効レベルが設定レベルになるように音量を調整します。
アンプリファイ	サウンドのゲインを直接変更します。部分的にLchとRchを 独立して音量変更したい場合や、素材のレベル自体が 小さすぎる場合などに利用します。

ステレオエフェクトメニュー

位相反転	LRどちらかの位相を反転します。
LRミックス	左右の成分を任意の割合で合成します。
LR置換	左右（L/R)を完全に入れ替えます。
L→R	Lchの音をRchにコピーします。
R→L	Rchの音をLchにコピーします。
ステレオエンハンス	選択範囲またはトラック全体のLRch(左右)の独自の成分を強調します。
センター除去	左右の独自の成分のみ残し、共通する部分は消去します。 楽曲によって効果は異なりますが、ボーカル部分の多くをカットします。
センター抽出	左右共通の成分のみ残します。 楽曲によって効果は異なりますが、ボーカル部分が残ります。